子宮筋腫でも妊娠できるの?

 

 

 

 

 

子宮筋腫とは、子宮の筋肉の細胞が増えてできる良性の腫瘍のことです。現在、18歳〜40歳の女性の約20%〜40%に見られる病気です。
子宮筋腫があると妊娠しにくいといわれ、出産年齢が高齢化している現代において、不妊の原因の一つといわれています。

 

 

 

 

子宮筋腫があっても自然妊娠することはありますが、子宮筋腫の大きさや発生場所によって、状況は異なります。例えば、精子や受精卵の通り道となる卵管や卵管口を圧迫する位置に腫瘍ができると卵管性不妊になります。

 

 

 

また、子宮内膜に子宮筋腫ができて、子宮粘膜がでこぼこになってしまうと受精卵が着床しづらくなるか、着床しても流産になるリスクが高まります。

 

 

 

 

子宮筋腫は良性の腫瘍なので、経過観察が基本となりますが、明らかに子宮筋腫が妊娠を妨げている場合は、治療が必要になります。妊娠を希望する場合は、筋腫核手術を行うか、手術を望まない場合は、子宮筋腫のサイズが小さければ薬による治療という方法も選択できます。ただし、女性ホルモンを減らして子宮筋腫の成長を止める方法なので、治療中に妊娠は望めません。

 

 

 

 

また、妊娠中に子宮筋腫が見つかるケースもあります。現在100人の妊婦のうち、0.3〜2.6人が腫瘍を持っているというデータがあります。妊娠によって女性ホルモンが急激に増えるため、子宮筋腫自体もそれに伴って大きくなり、それまで気づかなかった筋腫が発見されることがよくあります。

 

 

 

 

妊娠中期になると、多くの場合、筋腫は柔らかくなり、子宮の一部のようになるので、ほとんどの場合は、胎児の発育や分娩には支障はないと考えられています。なので、子宮筋腫でもサイズが小さく、柔らかい場合は、普通分娩によって、出産することが可能です。 

 

 

 

 

しかし、筋腫が大きい場合や子宮頚部に筋腫がある場合は、帝王切開になる可能性が高くなります。また、胎盤部分に子宮筋腫が出来てしまうと、胎盤が伸びずにはがれてしまう危険性もあります。

 

 

 

 

子宮筋腫は妊娠前も妊娠中も女性の妊娠自体に大きな影響を与える病気といえます。